米商品先物取引委員会(CFTC)(U.S. Commodity Futures Trading Commission)のデータをもとに IMM(International Monetary Market) の通貨先物ポジションを記録していたのですが、今まで参照していたページがレガシーの扱いになっていたため調べてみました。
このリンクが今まで参照していたページです。 今までは直接このリンクを表示してしまっていたので気がつかなかったのです。
このリンク自体が記載されている表のタイトルは次のようになっています。
レガシーじゃない方の表のタイトルは次のようになっています。
何が違うのか見てみると、レガシーではない方には次のように記載されています。
The Traders in Financial Futures (TFF) report includes financial contracts, such as currencies, US Treasury securities, Eurodollars, stocks, VIX and Bloomberg commodity index.3 These reports have a futures only report and a combined futures and options report. The TFF report breaks down the reportable open interest positions into four classifications:
- Dealer/Intermediary
- Asset Manager/Institutional
- Leveraged Funds
- Other Reportables
Please see the “Traders in Financial Futures Explanatory Notes” for further information.
レガシーではない方は、次の 4 つに分類されるようです。
- ディーラー/中間業者
- 資産運用会社/機関投資家
- レバレッジドファンド
- その他の報告書
一方で、レガシーは、次の 2 つに分類されていました。
- Non-Commercial(非商業、投機筋)
- Commercial(商業、実需筋)
分類が異なるようですので、それぞれの値も異なっていました。
ディーラー、資産運用会社、レバレッジドファンドの 3 つを投機筋とみなしていいのかな?
どうしたら良いものかと思いまして、次の記載を見ていました。
一般的には、Non-Commercial(投機筋)のLong(買い)とShort(売り)の枚数が最も注目されております。ヘッジファンドやCTAなどの投機筋のポジションの変化によって、相場の方向性を見る投資家が多くなっております。ただし、大口のヘッジファンドなどは手口が公開されることを避けるため、通貨先物を利用しないといわれており、必ずしも投機筋の動向が反映されるとは限らないことに注意する必要がございます。
“一般的には、Non-Commercial(投機筋)のLong(買い)とShort(売り)の枚数が最も注目” されているようです。 それは、 “相場の方向性を見る” ためのようです。 “必ずしも投機筋の動向が反映されるとは限らない” ようでもあります。
これを見ていて、その程度のものでしかないんだと思いました。 みんなが、 “これが一般的だ” と思って、このように見ていたら、なんの根拠もないのにそのように相場が動く。 これの延長にバブルがあるんじゃないかな、と思ったりします。
レガシーの扱いのレポートが、いつかなくなってしまうものかどうか、わかりませんでした。 が、いくつかの外国為替証拠金取引業者のまとめたレポートを調べてみたところ、レガシーのデータのままでした。 そのため、それを見た人もそのレガシーのデータが一般的だと思うでしょうから、しばらくはこのままレガシーのレポートを参照していこうと思います。