WSL の Ubuntu 18.04 をインストールしてみました

WSL の Ubuntu 18.04 LTS がリリースされていたようでしたのでインストールしてみました。

環境

  • Windows 10 Pro 1803
  • Ubuntu 18.04 LTS

Ubuntu 18.04 LTS

Ubuntu 18.04 LTS がリリースされていたみたいです。

ubuntu-18.04-desktop-amd64.iso 2018-04-26 18:44 1.8G Desktop image for 64-bit PC (AMD64) computers (standard download)

Ubuntu 18.04 LTS (Bionic Beaver)

2018 年 4 月 26 日あたりに Ubuntu 18.04 LTS がリリースされていたみたいです。

このバージョンの最新情報

20180426.2 build of Ubuntu 18.04 LTS

追加情報

  • リリース日: 2018/05/08
  • おおよそのサイズ: 214.7 MB

Ubuntu 18.04 LTS | Microsoft Store

WSL の Ubuntu 18.04 LTS は 2018 年 5 月 8 日にリリースされていたみたいです。

Ubuntu 16.04 LTS

WSL の Ubuntu 16.04 LTS についても見てみました。

このバージョンの最新情報

20180510.1 build of Ubuntu 16.04 LTS

追加情報

  • リリース日: 2017/07/10
  • おおよそのサイズ: 195.7 MB

Ubuntu 16.04 LTS | Microsoft Store

WSL の Ubuntu 16.04 LTS は 2018 年 5 月 10 日に更新されていたみたいです。 知りませんでした。

インストール

Microsoft Store から入手ボタンをクリックしました。

インストールが終わると起動ボタンに変わりました。

Windows のスタートメニューの中にも Ubuntu 18.04 が追加されていました。

起動

起動すると、コンソールに次のメッセージが表示されました。

Installing, this may take a few minutes...

何かインストールしているのかな。 Windows のタスクマネージャーのプロセスを見ていたら bsdtar というのが 10% くらいで動いていたので、何か展開していたのかもしれません。

1~2 分くらい待っていると、コンソールに次のメッセージが表示されました。 ので、ユーザーの名前を入力しました。

Please create a default UNIX user account. The username does not need to match your Windows username.
For more information visit: https://aka.ms/wslusers
Enter new UNIX username:

それからパスワードを入力しました。

Enter new UNIX password:
Retype new UNIX password:
passwd: password updated successfully

インストールが成功したみたいです。

Installation successful!
To run a command as administrator (user "root"), use "sudo <command>".
See "man sudo_root" for details.

Python

Python のバージョンはどうなったのか気になりました。

$ python3 --version
Python 3.6.5

Ubuntu 16.04 LTS では Python のバージョンが 3.5.2 でした。 ので、バージョンアップしていました。

Python 3.6 では 2.4.3. フォーマット済み文字列リテラル が使えるようになるので少し嬉しいです。

$ which pip
$
$ which pip3
$

また pip がないみたいでした。 WSL の Ubuntu の Python に pip がないで書いたように、 pip をインストールしてあげる必要がありそうでした。

Git

$ git --version
git version 2.17.0

Ubuntu 16.04 LTS では Git のバージョンが 2.7.4 でした。 ので、こちらもバージョンアップしていました。

Git は Windows からじゃなくて Ubuntu から使いたいので初期設定をしておきました。

個人の識別情報

Gitをインストールしたときに最初にすべきことは、ユーザー名とE-mailアドレスを設定することです。全てのGitのコミットはこの情報を用いるため、これは重要で、次々とまわすコミットに永続的に焼き付けられます:

$ git config --global user.name "John Doe"
$ git config --global user.email johndoe@example.com

Git - 最初のGitの構成

Ubuntu から見た Windows のファイルシステム

場所を忘れてしまうので書いておきます。

Ubuntu から Windows のファイルシステムを見る場合は /mnt/c/ になります。

Windows のファイルを扱うのに /mnt/c/ のように指定すると長いのでシンボリックリンクを作りました。

$ ln -s /mnt/c/Users/user/Documents Documents
$

ドキュメントフォルダーだけリンクできていれば十分なのでこれだけシンボリックリンクを作りました。

ls で確認すると次のように表示されました。

$ ls -l Documents
lrwxrwxrwx 1 user user 27 May 29 15:52 Documents -> /mnt/c/Users/user/Documents

ちゃんと作れたみたいです。

Windows から見た Ubuntu のファイルシステム

Windows から Ubuntu のファイルシステムを見る場合は次の場所になります。

%AppData%\Local\Packages\CanonicalGroupLimited.Ubuntu18.04onWindows_xxxxxxxxxxxxx\LocalState\rootfs

Ubuntu 16.04 LTS の場合は次の場所になります。

%AppData%\Local\Packages\CanonicalGroupLimited.UbuntuonWindows_xxxxxxxxxxxxx\LocalState\rootfs

Ubuntu 側からこれを見たら無限にループするのかな?と思って試してみました。

$ ls -l /mnt/c/Users/user/AppData/Local/Packages/CanonicalGroupLimited.Ubuntu18.04onWindows_xxxxxxxxxxxxx/LocalState/
total 0
d--------- 1 user user 4096 May 29 13:16 rootfs
drwxrwxrwx 1 user user 4096 May 29 17:35 temp

Ubuntu 側から見ると rootfs には権限が設定されていなくて、そこから先に入ることはできないようになっているようでした。 うまくできています。

でも、 Ubuntu 18.04 LTS から Ubuntu 16.04 LTS の rootfs を見ると、参照する権限が設定されていたので見てみました。

$ ls -l /mnt/c/Users/user/AppData/Local/Packages/CanonicalGroupLimited.UbuntuonWindows_xxxxxxxxxxxxx/LocalState/rootfs/mnt/c/
total 0

c の先には何もありませんでした。 うまくできています。

終わり

簡単にインストールすることができました。

Utuntu 16.04 LTS と共存させることもできました。 ので、ゆっくり移行していきます。